2×4と2+2+2+2はちがう?


こんにちは! IQ KEYを日本で販売し、科学イベントも行っている会社・サイエンスシーズの小林です。

さて、下の写真はIQ KEY PERFECT400プラス、PERFECT1000、ADVANCE1200に入っている減速ギアカプセルです。

減速ギアカプセルのクローズアップ写真

カプセルの中に小さいギアが4つ、入っているのがわかりますね。減速ギアの名の通り、スピードを大きく下げることができます。先日、科学館でIQ KEYを使ったロボット教室を行ったとき、小学3~6年生の参加者と、こんなやり取りがありました。

「この(減速)ギアカプセルの中に入っている小さいギアは、1つでスピードを2倍、変えられます。この小さいギアが全部で4つ、入っています。スピードは合計で何倍、変わるでしょう?」

参加者が次々に「8倍! 8倍!」

「あー、おしい! 2倍のギアが4つあるから、2+2+2+2=8って計算したんでしょ?」

2+2+2+2という数式

Aくん「ちがうよ! 2×4だよ!」

「??? 【2×4】と【2+2+2+2】は同じだよね? 答えが一緒というだけでなく、2×4は2を4回足すって意味だよね? 学校の先生、教えてくれたよね!?」

みんな「・・・・・・・・・・・・?」

Aくんの名誉のために補足しますが、彼の発言は「2+2+2+2という足し算で計算したのではなく、2×4の一発で出した」という意味であって、これらの2つが同じ意味であることは理解していたのかもしれません。しかし、もしも、今の小学校が子どもたちに九九のしくみを理解させず、呪文のように暗記させているのだとしたら、由々しき問題であると感じました。

プログラミング教育をしている風景

来年から小学校でプログラミング教育の必修化が決まりました。プログラミングを学ぶと、「問題発見力」や「論理的思考力」が身につくと、まことしやかに言われています。その是非や効率について、ここでは論じません。しかし、プログラミングソフトでぽちぽち数字を打ち込み、画面上のキャラを動かすことより、

算数や理科を原理から教える。
そのおもしろさに気付かせる。

方が優先ではないでしょうか。
だって、プログラミングは算数の応用なのですから。

ちなみに、子どもたちが「8倍になる!」と答えたとき、私は「2×4」ではなく、わざわざ「2+2+2+2」と書きました。その理由は、「8倍じゃないんだなー」と言った後で「+」を消し、もう一度、子どもたちに訊ねるためです。IQ KEYで遊んでいる方は、2と2の間に「+-×÷」のどれが入り、減速ギアカプセルは合計何倍、回転数を変えるのか、もうわかりましたよね (^_^)

2が4つ並んでいる図